ボータイガー部隊のボネミンが通信社に語ったところによると、国軍軍隊がザガイン地方域ウェッレ郡区の4つの村を放火・破壊し、若者を銃で殺害したという。
1月30日、80人以上のピューソティ(国軍が組織した民兵組織)とウェッレ郡区に駐留する国軍部隊が榴弾砲や銃を乱射しながらウェッレ郡区の4つの村に侵入し、家々に放火した。また、何の理由もなく17歳の青年に銃を放って殺害した。
地域防衛隊ボチャージーグループのメンバーであるボネミンが「時代の眼」に語ったところによると、ウェッレ郡区内のアウンテッコウン村、タパンコウン村、ペッタンジー村、コートウン村が国軍部隊によって同じ日に放火されたという。
約200戸のペッタンジー村と約400戸のコートウン村、約400戸のアウンテッコウン村は、国軍部隊による放火でほぼ全焼した。多数の住民が避難を余儀なくされていると報告されている。また、ウェッレ情報ネットワークは、昨年1月、国軍によってウェッレ郡区で約2,000棟の家屋が破壊されたと発表した。
ウェッレ情報ネットワークはまた、ウェッレ地域には国軍部隊の放火で廃墟となった村で、未確認の場所が残っていると述べた。ウェッレ地域防衛隊は国軍部隊の攻撃を阻止したかったが、弾薬が不足していたため撤退せざるをえなかったと報告している。
国民統一政府NUGの防衛省は、ここ数か月間、あらたに人民防衛隊PDFを個人的に組織してきたが、ザガイン地方域等、一部の地域では、地形的条件や輸送困難のため、依然として苦戦を強いられている。
動画:CJ/編集:時代の眼