国軍空爆で130名が死亡
2023年4月11日、ザガイン地方域カンバルー郡区バズィージー村 2023年4月11日午前7時45分、ザガイン地方域カンバルー郡区バズィージー村でNUG統制下の市民防衛隊の指令事務所の開設セレモニー中、国軍戦闘機2機が飛来し爆弾を投下した。それが事務所の真上に落ちた。その後、Mi35ヘリコプターが飛来し、逃げ回る人々に向けて銃撃した。2023年4月13日現在、防衛隊関係者、一般人合わせて130名の死亡が確認されている。遺体の損傷が激しく死者数を特定できていないため、死者数は増える可能性がある。負傷者も多数にのぼり、治療中に亡くなる可能性のある人も多い。開設セレモニーには村の住民も招待され、食事等もふるまわれたので、子供たちも学校に行く前にここに集まって食事をしており、5歳から13歳の子供の遺体が30以上も確認されている。妊娠中の女性や子供連れの母親の遺体も見つかっている。このような時期にこのような式典に子供を含む一般人を呼んでいたことに国民から批判の声が出ている。 今回の空爆については、国軍側のスポークスパーソンのゾーミントゥンもメディアを通じて認めている。国軍側は、その日、NUGのPDF市民防衛隊指令事務所を開設するという情報を得て、爆撃したが、事務所の近くにPDFの武器弾薬貯蔵庫があったためにそれが爆発して被害が拡大したのだと主張している。NUG側は、国民の批判に対して、「記念式典ではなく、村の住民が勝手に集まっただけである。村の集会が開かれたので、NUG側も出席しただけだ。NUG関係者にも被害者が出ている。」と主張している。NUG側は、住民の集会をNUGの式典と伝えたとして、メディアを批判している。時代の眼が現地住民に行った取材によると、村住民は、NUGの式典が開かれたので、隣村の住民も出席していたと語った。現在。時代の眼では、詳しい情報を集めて確認作業を急いでいる。