国軍部隊、パレー郡区ミェニゴウン村に侵入、放火
2023年1月31日夜、国軍テロリスト部隊がパレー郡区のミェニゴウン村に侵入し、放火したと報じられた。この放火は、国軍とズィピュゴウン村のピューソーティ（国軍が組織した民兵組織）の合同部隊によるものである。地元住民によると、ミェニゴウン村の13棟の家屋が焼失したという。 写真：火事で焼け落ちたミェニゴウン村の様子
PDF軍がホマリン郡区シュエピーエーを占領市の警察署を除く各部署はPDFの管理下に
2023年2月2日、カンティー管区、人民防衛軍第1大隊の声明によると、2023年2月1日、地域防衛軍合同部隊がホマリン郡区シュエピーエーを占領した。人民防衛軍・KIA合同部隊は、シュエピーエーを襲撃し、激しい戦闘の末占領した。国軍部隊は攻撃用ヘリコプターで応戦した。 これまでのところ、市内で戦闘は発生していないが、一部の地元住民は、国軍による空襲を恐れてこの地域から避難しているという。地域住民によると、人民防衛軍・KIA合同部隊は、ニューシュエピーエー病院、役所、及び支部を管理下に置いたが、警察署はまだ押さえられていない。 ホマリン地域防衛軍は、市内での戦闘が激化する可能性があると地元住民に通知した。ホホマリン郡区シュエピーエーは、前軍事政権時代にザガイン師団の司令官だったターエー将軍が創った町である。面積は3.96平方マイル、人口は2,500人を超えるといわれる。 地図を見ると、ホマリン郡区の東部はカチン州モーニン郡区、パカン郡区、西はタムと接している。現在、軍事情勢が非常に緊迫しているため、地元の人民防衛軍は、ホマリン、シュエ ピーエー、ファンピン地域の水路を渡航しないよう警告を発した。 写真：ホマリン人民防衛隊
国軍指導者ミン・アウン・フライン氏 「国内の郡区のうち安定しているのは3分の2だけ」 – 2023年2月1日、緊急事態宣言6か月延長
軍部はこの2年間、国民の支持なく国権を力ずくで掌握してきたが、政情を安定させることができているのは全国の郡区の3分の2だけにすぎない。 国軍指導者ミン・アウン・フライン氏が国防安全保障理事会 NDSC）の会議でミンスウェ大統領代行に説明したところによると、ミャンマーの330の郡区のうち、安定が維持されているのは198郡区で、残りの132郡区のうち67郡区は治安に重点を置く必要があり、65郡区には効果的な治安対策が必要だという。 軍部の国家統治評議会は、選挙が行われ、そのプロセスに時間が必要となれば、国が安定していることが不可欠であるため、NSDC会議で緊急事態期間の6か月延長を決めた。 写真：軍事指導者ミン・アウン・ライン氏（写真1）、人民防衛軍（写真2）
国家統治評議会（SAC）が、国防安全保障理事会（NDSC）で、ミャンマーは依然として非常事態下にあると報告
クーデターによる国家統治評議会は1月31日、NDSC会議を招集し、軍事指導者はミンスウェ大統領代行に、ミャンマーは依然として非常事態下にあると報告した。クーデター首謀者は、この2年間のミャンマーの状況を説明した。 軍の指導者は、連邦議会代表委員会（CRPH）、国民統一政府（NUG）、および人民防衛軍（PDF）がテロ活動を行っており、これらのグループのために国が未だ正常な状態に戻っていないと非難した。2021年2月1日の朝、国会開会前に、軍は文民政府の指導者を拘束し、クーデターを実行した。SACは、クーデター2周年となる明日2月1日、NDSC会議の決議を発表すると述べた。 軍が起草した2008年憲法によると、国は最長2年間しか緊急事態を宣言することができず、2周年の日に国防安全保障理事会（NDSC）に政権を返上しなければならない。しかし、一部の元軍将校が、クーデター発生後2年が経過する数か月前に、国が引き続き異常な状態にある場合は、非常事態宣言を延長すると予告していた。 政治アナリストによると、2008年憲法の規定に関わりなく、国軍指導者は権力を放棄することはなく、別の形で権力を保持し続けるだろう。国軍側と戦っている、NUGを含む民族武装革命グループは、国軍は選挙で選ばれた文民政府を不法に転覆させ、クーデター以降、自らが制定した憲法に違反して反逆罪を犯したと見なしている。 しかも、2008年憲法はクーデター後、すでに無効であると発表されている。クーデター後、軍の指導者はNDSCで会議を招集し、軍が指名したミンスウェ大統領代行を暫定大統領に任命し、非常事態を宣言した。 今年8月に総選挙が予定されてはいるが、国民の抵抗が激しいため、選挙を実施できるかどうか不確実な状況である。選挙が実施できない場合は、以前のような軍事政権に後戻りする可能性もないとは言えない。 写真：国軍／参考資料：PPS
国軍部隊がマグウェ地方域パコウク郡区カントー村とサージン村に放火
NUG任命の郡区行政は、国軍部隊がマグウェ地域パコウク郡区カントー村とサージン村で合わせて100棟の家屋に放火し焼失させたと発表した。 カントー村では約70棟が全焼、1月31日、サージン村で約30棟が全焼した。国軍のテロ行為により、住民は避難を余儀なくされ、サージン村周辺には戦争から逃れた避難民が約2,000人いると発表されている。国軍部隊は村々の人家に放火し、パコウク郡区では一般人の拘束、殺害が相次いでいる。 クーデター後の2年間で16の村が焼失したと報告されている。郡区住民は近隣の革命勢力と緊密に協力し、革命の進行を支援している。NUG任命のパコウク郡区行政は、戦争から逃れてきた人々を助け、世話をするよう人々に呼びかけたと報告されている。 写真：国軍部隊が放火した後のパコウク郡区カントー村とサージン村／参考資料：PPS
軍部指導者のミン・アウン・フラインを含む16人と軍が所有する2つの企業に対してオーストラリアが制裁措置を発動
オーストラリア政府はミャンマーの現状を懸念しており、2023年1月31日に軍部指導者のミン・アウン・フラインを含む16人を対象にして制裁措置を発動すると報じられた。 ペニー・ウォン外相が署名した制裁措置には、ミャンマーに対するオーストラリア政府の継続的な懸念が反映されている。 「一連の行動は、国家統治評議会（SAC）軍部隊によって犯された最悪の人権侵害です。これは、暴力と強制によって市民の権利を抑圧しようとするSACの継続的な試みに的を絞ったオーストラリア政府の対応です。」と、オーストラリア政府は声明で述べた。 クーデターの責任者である16人の主要人物に加え、オーストラリア政府は、ミャンマー・エコノミック・ホールディング・リミテッド（MEHL）とミャンマー経済公社（MEC）にも制裁を課した。 1月31日、クーデター指導者ミン・アウン・フラインと彼の支持者。写真：軍事評議会)
国家統治評議会（SAC）市当局がYPガソリンスタンドの敷地を没収-NLD政府時代に許可を受けた敷地を没収
ヤンゴン市開発委員会の都市計画・土地管理局が1月30日に発した声明によると、NLD政府が許可した市有地のヤンゴンペトロガソリンスタンド敷地の許可が、手順に従って取り消された。 ニューダゴン市東部、南部及びダラ郡区の60年間の土地リース契約をキャンセルした。さらに、マヤンゴン郡区とティンガンジュン郡区の2区画の土地の契約が取りされたという。 この会社は、NLD政権下の2018年、当時のヤンゴン地方政府にYP名義で26店舗の出店を申請していた。この土地は、ヤンゴン市開発委員会の所有で、ミャンマー鉄道と都市住宅開発局の管轄下にある。
マニプール特殊部隊が、内戦で国境を越えてインドに逃げ込んだミャンマー人50人以上を逮捕
モレーに来たミャンマー人の話によると、1月30日の朝、ミャンマーから戦闘を逃れてきたミャンマー人50人以上がマニプール特殊部隊警察に逮捕されたという。インドでは、国境を越えて入ってくる人々の逮捕が続いている。 ここ数日で、80人以上のミャンマー人が逮捕され、マニプール中央刑務所に収監されている。モレーに来たミャンマー人の話によると、逮捕された人々をすぐに釈放することはできない。国軍とインド当局がこの問題について会談を予定しているという報告もある。 逮捕された人々とその家族は、この会談の後、国軍に引き渡されるのではないかと心配していると伝えられている。インド当局は、1月27日以降、ミャンマー国内の戦闘から逃れて来る避難民を捜索し、拘束してきた。インド政府は、マニプール付近の6つの村で避難するミャンマー難民を拘束し始めた。 戦争避難民を支援している人々によると、チン州とサガイン地方域では、国軍部隊が村々への侵入と放火を続けているため、これらの村から約2,000人の戦争避難民がインドのマニプール州に逃れているという。 参考資料：BBC／写真：CJ
国軍部隊が、キンウ郡区ユワテ村のムー橋に放火
地元のニュースによると、国軍部隊と約30人の民兵部隊が、イェウ・ニャウンピンター道路沿いにある、キンウ郡区南西部のユワテ村を攻撃した。この部隊は、民家や農機具に火を放ち、村の住民が避難のためにムー川に架けた橋にも放火した。 キンウ郡区のTrue Newsによると、国軍の放火により、家畜の牛1頭を始め、約20頭の家畜が死傷した。また、住民によると、ユワテ村のほとんどの家屋が略奪の被害に遭い、食料、バックパック、携帯電話等が盗まれた。 キンウ郡区のTrue Newsによると、キンウ郡区では、国軍による放火により60の村で合わせて2,900棟を超える家屋が破壊され、約15,000人の避難民が発生したという。 写真：キンウ郡区通信。放火で破壊されたユワテ村の様子
KNU と革命軍が、モーラミャイン、チャインセイッジー間のダーリ橋を地雷で遮断
2023年1月28日、モーラミャインとチャインセイッジーの間にあるダーリ橋を、KNU と革命軍の連合部隊が地雷で爆破したと報じられた。革命軍によると、国軍部隊の支援経路を遮断するために地雷で橋を爆破する必要があったということである。 革命軍はまた、国民に向けて、国軍の補給線を遮断する必要を訴えた。モーラミャインとチャインセイッジーの間にあるダーリ橋が爆破されたのは今回が2回目で、完全に破壊されたため、橋を渡ることはできなくなった。 KNUと革命軍の合同部隊は、連日、チャインセイッジー地区で戦闘を繰り返している。1月4日には、KNU革命軍合同部隊は、チャインセイッジーで国軍の第3大隊を急襲し、侵入に成功している。 一部の革命グループからは、戦闘が激しく、双方に多くの死傷者が出ており、国軍側も大隊の指揮官を始め、多くの階級で死者を出していると報告している。 国軍はまた、空軍の支援を過剰なまでに利用し、空爆を行っている。 写真：CJ 破壊されたダーリ橋