避難民は、安全が確保されるまで家に帰れないと主張
地元住民によると、ヤカイン州の避難民キャンプには約70,000人の避難民が暮らしている。 2019年3月、アラカン軍と国軍との激しい戦闘により、多くの人が避難し、いまだに家に帰ることができない人が多い。 マウンターコウン村、ユワハウントー村、パウットーピン村、ウェータリー村からの避難民は、ミャウウー市の八万パゴダの敷地内にある戦争避難民キャンプに滞在している。ヤテータウン郡区から来た人もいる。
評議会閣僚のテッテッカイン、ココフライン、ミンチャイン、トゥントゥンナウン中将、およびヤカイン州評議会議長であるテインリンは、2月8日から10日まで、ヤカイン州戦争避難民キャンプ等、数か所の国内避難民キャンプを訪問した。評議会閣僚は、避難民キャンプにいる人々は雨期になる前に帰宅すべきだと述べた。
ミャウウー市スィンチャーセイ小区在住の政治評論家の分析によると、彼らが行っていることは単なるショーであり、無意味な行為であるというが、ほとんどの避難民は、「家に帰れと圧力をかけられても、誰に何と言われようと、安全な場所にいるのが一番だ。みんな家に帰りたいのはやまやまだが、安全が確保されなければ、誰も帰ろうとはしない。国軍は、雨期になる前に家に帰れと圧力をかけてきた。」と口をそろえる。
彼らが家に帰れば、評議会から一人当たり50万チャットの交付金と、3か月分の食料割り当てが与えられる。評議会関係者は、火事で被害を受けた家があれば修理すると述べた。 避難民キャンプの住民は、家に帰りたくない理由を次のように述べている。「この荷物を持って家に戻ったとしても、また戦闘が始まったら、使えもしない50万チャットをもらってどうするんですか。今のところは安定しているようでも、いつまた戦闘が始まるか分からない。どこも信用できない。生活条件が安全で安定していれば、私は一銭も貰わなくても家に帰りますよ。」ミャウウー市の八万パゴダの敷地内にある戦争避難民キャンプにやってきた避難民は、「時代の眼」に語った。
マウンターコウン村から戦争避難民キャンプに来た避難民は、戦闘中に遭遇したいくつかの出来事について語った。「国軍の兵士たちが銃をたくさん持って出てきて、私たちに怒鳴ってきました。<出て来い! 一発で殺すぞ。> あいつらはとても乱暴で、村中に銃を向けて無差別に撃ちました。 私たちは、身の安全のために隠れなければなりませんでした。兵士たちが臆面もなく浴びせてくる非常に失礼な言葉を聞くことほど辛いことはありません。この屈辱は一生忘れません。私はそれを口にするのが怖いし、もうたくさんです。」と彼は言った。評議会の閣僚は困難を訴える人びとの声に耳を傾けず、避難民は国軍の言うことに反論する権利を与えられなかった。一方、国軍が行う選挙が近づいているので、国際社会にアピールするために来ただけだと避難者たちは言っている。「大事なことは、避難民の安全確保とニーズに応える責任です。戦闘はそもそも国軍側から始まったのですから。」と、避難民キャンプに出入りしていた元行政官は「時代の眼」に語った.
時代の眼/写真:APK ヤカイン州の避難民キャンプ