2023年3月24日正午頃、国軍部隊が、カヤー州デモーソウ郡区ドータマジー村をヘリコプター2機と戦闘機1機で4回にわたって攻撃した。27日夜のKNDFの発表によると、この攻撃で村の家屋約100棟が全焼した。25日未明にも、避難民がいるとみられる山間部を戦闘機で4回にわたって空襲した。
3月11日には、国軍部隊がドーニンクー村に侵入し、家々に放火し、バイク等を仏教寺院の敷地に持ち込んで焼いているところを、KNDFのドローンが撮影していた。
国軍とKNDFが衝突したドータマジー村では、国軍が民家に放火し、村の住民を拘束したため、今でも行方不明者が残っている。
3月20日から23日の間の、ドータマジー村での衝突では、国軍部隊の約90名が死亡し、KNDFが国軍の武器等を没収した。この報復として24日、国軍部隊の空襲が行われたのである。
国軍部隊は、ドータマジー村、ドーソーピャ村、ドーニンクー村等を巡回しているので、KNDFでは、村に近寄らないよう、また、自宅に帰らないよう注意を呼びかけている。